Gratama Workshop 2006 <English>


ハラタマ・ワークショップ2006

−持続可能な社会をめざす化学、化学技術、ならびにバイオテクノロジー−

会期:平成18年10月19日(木)〜10月21日(土)3日間
会場:兵庫県淡路市 淡路夢舞台国際会議場

背景

会議の主題

会議の目的

日程・場所

参加登録

組織委員会

問い合わせ: gratama@chem.sci.osaka-u.ac.jp


背景
 21世紀の人類が直面している環境問題を解決し、持続可能な社会を築くた めに、化学や化学技術およびバイオテクノロジーの役割はかつてないほど重要 性を増している。これらの分野においては、日本の化学者や生化学者は数々の 独創性の高い成果を挙げ常に先導的役割を果たしている。その基盤を築いた一 人が幕末から明治にかけて来日したオランダ人化学者ハラタマ(K.W. GRATAMA:1831-1888)博士である。
ハラタマ博士は、1866年から5年間、江戸幕府から明治政府へ移る激動期に日本に滞在し、1869年に理化実験棟をもつ学校「舎密(セイミ)局」を大阪城前に開設した。彼はそこで化学を講義し、オランダから運んできた試薬と実験器具を用いて化学実験を教えた。これによって舎密局は、講義と実験による本格的な近代化学を日本に最初に導入した記念すべき場所となった。
2000年4月、大阪大学・工技院大阪工業技術研究所・デルフト工科大学・ユトレヒト大学およびオランダ王立科学芸術アカデミーとの緊密な協力関係のもとで、日蘭友好400周年記念行事の一環として、日本への理化学の移植に多大の貢献を果たしたハラタマ博士の功績を記念し、同博士の名前を冠したハラタマワークショップが開催された。会議の主題は日蘭両国で最も関心の高い持続可能な社会への挑戦であり、化学と化学技術が持続可能な社会の実現にどのように寄与できるかに焦点を絞り、A.エネルギー・環境と化学技術、B.精密化学と触媒、C.グリーンケミストリーの三領域について実りある討議が行われた。2003年にはハラタマワークショップ2003がオランダにて同様の主題で開催された。化学分野において日蘭両国で交互に二国間国際会議を開催している例はあまり見当たらず、また日蘭両国が世界をリードしている「持続可能な社会をめざす化学と化学技術」に焦点を当てていることから各方面より大きな注目を集めてきた。特色ある本国際会議の主旨を全うし、関連分野における日蘭両国の先導的地位を確立すると共に、関連分野の発展に寄与する目的で、2006年に下記の主題でハラタマワークショップ2006を淡路島で開催することになった。

関連記事

 日蘭友好400周年とハラタマ 芝 哲夫 大阪大学名誉教授 
 (近畿化学協会 web site)
 
ハラタマ胸像 (建立経緯(大阪市 舎密局跡近傍))

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会議の主題
 本会議では、従来のハラタマワークショップと同様に持続可能な社会を築くために化学と化学技術がどのように貢献できるかを主題として討議する。また本ワークショップでは新たに材料化学やバイオテクノロジーによる生産がどのように寄与できるかについても討議する。

主テーマ: 持続可能な社会をめざす化学、化学技術 、ならびにバイオテクノロジー

主領域:  1.エネルギー・環境と化学技術
      2.精密化学と触媒
      3.グリーンケミストリー
      4.環境調和型新材料
      5.バイオテクノロジーによる環境調和型プロセス工学
      6.マイクロプロセス

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会議の目的
 このワークショップの目的は次の3つである。
(1)日本に近代化学を紹介したハラタマ博士の業績の顕彰を行う。
(2)「来るべき世紀の人類社会を持続可能にするために、化学、化学技術、バイオテクノロジーはどのような寄与ができるか」という現代社会の重要な課題を討論する。
(3)日本とオランダの大学および企業の化学、化学技術、バイオテクノロジーにおいて、第1線にいる研究者および若手研究者が相互に学術的成果を交流し、友好の輪を広げ、将来に向けてより一層の協力関係を築く礎をつくる。

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日程・場所
           (午前)       (午後)      (夕刻)
10月 19日(木)登録          開会式        ミキサー
                    招待講演、一般講演  一般研究発表
10月 20日(金)招待講演、一般講演   招待講演、一般講演  バンケット
10月 21日(土)特別講演、招待講演、閉会式   エクスカーション

詳細なプログラムはこちらへ

会場:淡路夢舞台国際会議場
   〒656-2306 兵庫県淡路市夢舞台1番地
宿泊:ウェスティンホテル淡路
   〒656-2306 兵庫県淡路市夢舞台2番地
   TEL : 0799-74-1111

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参加登録

参加申込締切 8月15日(火)(9月5日, 9月15日に延期)(定員80名になり次第締切)

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参加登録費

一般
¥ 40,000
学生
¥ 20,000


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  1人1部屋 2人1部屋 3人1部屋
1人1泊(朝食付) ¥13,860 ¥10,736 ¥8,505
1人1泊(朝食付)
10/21夜も宿泊した場合の
10/21一泊分
¥17,010 ¥13,860 ¥11,655


ウェスティンホテル淡路
The Westin Awaji Island Resort and Conference Center
   〒656-2306 兵庫県淡路市夢舞台2番地
   TEL : 0799-74-1111
   Fax : 0799-74-1110

E-mail: infor@westin-awaji.com
English web site is here.

ホテルのホームページ(日本語版)は こちら.


発表申込
アブストラクト送付締切:8月15日(火) (
9月5日, 9月15日に延期)
参加者は原則として口頭あるいはポスターにて発表していただく予定です。アブストラクトを送付する際に、口頭あるいはポスター発表の希望を明記してく ださい。採否は組織委員会にご一任下さい。

→ フォーマット&アブストラクト作成上の注意

  ダウンロード(MSword 32 kB)

送付先:
gratama@chem.sci.osaka-u.ac.jp
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-1
大阪大学大学院理学研究科化学専攻 深瀬浩一


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組織委員会
組織委員長
原田  明(大阪大学大学院理学研究科教授)
Jan C. M. van Hest (Radboud University Nijmegen)

Advisory Board
野依 良治(理化学研究所)
芝  哲夫(財団法人 蛋白質研究奨励会ペプチド研究所 所長)
今中 忠行(京都大学大学院工学研究科教授)
柴崎 正勝 (東京大学大学院薬学系研究科教授)
村井 真二(科学技術振興機構)
村橋 俊一(岡山理科大学客員教授)
春田 正毅(首都大学東京都市環境学部教授)
平田 雄志(大阪大学名誉教授)
Gerard van Koten (Utrecht University 教授)
Alle Bruggink (Radboud University Nijmegen, DSM 教授)
Jacob Moulijn (Delft University of Technology 教授)
Bert Meijer (Eindhoven University of Technology 教授)

Scientific Board
宇山  浩(大阪大学大学院工学研究科教授)
金田 清臣(大阪大学大学院基礎工学研究科教授)
檜山爲次郎(京都大学大学院工学研究科教授)
前田 瑞夫(理化学研究所)
湯元  昇(産業技術総合研究所セルエンジニアリング研究部門部門長)
Jan C. M. van Hest (Radboud University Nijmegen 教授)
Sef J. Heijnen (Delft University of Technology 教授)
Jacques Joosten (Dutch Polymer Institute 教授)
Roger A. Sheldon (Delft University of Technology 教授)
Luuk A. M. van der Wielen (Delft University of Technology 教授)

Organizing Committee
青島 貞人(大阪大学大学院理学研究科教授)
岩井 成憲(大阪大学大学院基礎工学研究科教授)
大竹 久夫(大阪大学大学院工学研究科教授)
神戸 宣明(大阪大学大学院工学研究科教授)
桑畑  進(大阪大学大学院工学研究科教授)
谷澤 克行(大阪大学産業科学研究所教授)
田谷 正仁(大阪大学大学院基礎工学研究科教授)
茶谷 直人(大阪大学大学院工学研究科教授)
直田  健(大阪大学大学院基礎工学研究科教授)
深瀬 浩一(大阪大学大学院理学研究科教授)
Jan C. M. van Hest (Radboud University Nijmegen教授)
Luuk A. M. van der Wielen (Delft University教授)
Maarten de Zwart (NWO 博士)


ワークショップに関するお問い合わせは、ハラタマ事務局 (gratama@chem.sci.osaka-u.ac.jp) まで




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