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実験室

有機溶媒用ドラフトの設置も終わり、ますます活気づいた実験室です。
年代物の機械から、最近式と呼ばれる設備まで充実しています。
学生のデスクもここにあり、研究室にいる時間のほとんどをここで過ごします。
研究室内でもっとも活気のある場所です。

カラムオーブン(センシュー科学 SSC2120)

センシュー科学のカラムオーブンです。
0〜+85℃の領域で温度制御ができます。
特に、低温下でのHPLCによる光学異性体の分離に力を発揮します。


高速液体クロマトグラフシステム(島津 Prominence LC-20AT, SPD-20A)

LC 島津製作所の高速液体クロマトグラフです。
190-700 nm の波長領域で高感度(ノイズレベル0.5 x 10-5 AU)の分析が可能です。
高い送液精度、波長再現性を有していることも大きな特徴です。


UV-LED照射器(KEYENCE UV-400)

UV照射器 365 nmのUV光を照射できるスポット型UV照射器です。
UV-LED方式で照度2,600mW/cm2での照射が可能です。
UV-LEDを使用しているため、照射対象物への熱ダメージが、従来のランプ方式よりも大きく低減できます。
さらにレンズユニットを交換することで照射エリアを可変できます。
フォトクロミズムの研究を現在遂行中です。


GC-TOF質量分析計(JEOL JMS-T100GC)

TOF-MS ガスクロマトグラフ型の飛行時間質量分析計です。
分子量が数千程度の化合物の分子量測定を高感度、高分解能、高速で行うことが可能です。
理学研究科の質量分析室に設置されています。


シングルモノクロメータ(朝日分光CMS-100)

分光器 Xe光源(朝日分光 MAX-302)と組み合わせることで、単色光を照射することができます。
220-900nmの範囲で1nm単位で波長設定が可能です。


マグネチックスターラー付き低温恒温槽(東京理化PSL-1810)

低温恒温槽 マグネチックスターラーが付いた有機合成実験用の低温恒温槽です。
冷媒にエタノールを用い、20℃から-80℃の範囲で1℃単位で温度をコントロールできます。


真空検体乾燥機 (石井理化機器製作所HD-15D)

真空検体乾燥機 2009年2月に 2 台購入しました。温度調節機能を組み込んだデシケータです。
乾燥容器内を真空にし、加熱することにより、高沸点の溶媒でも容易に除去可能です。 0℃から120℃の範囲で温度をコントロールできます。


PC

当研究室にあるPCの一部を紹介します。

MAC PRO ・MAC PRO
2009年2月に 2 台購入しました。 それぞれ、CPUに3.2 GHz Quad-Core Xeonを2個搭載し、メモリーは8Gもあります。 DFT計算用にGaussian 03 が入っています。下のMacintosh G5と比べ、格段に演算速度が上がり、約1/5の時間で計算が終わるようになりました。


Macintosh G5 ・Macintosh G5 (2台)
Macintosh G5 に Gaussian 03 が入っています。主にDFT 計算等に使用しています。


windows PC1 ・X線構造解析用PC 1
2009年2月に購入しました。 CPUに3.33 GHz Dual-Core Xeonを搭載したハイスペックワークステーションです。 IP解析用のアプリケーション(rapid)とX線解析用のアプリケーション (Crystal Structure Ver. 3.60 for Windows) が入っています。 コンピューターは Dell PRECISON T5400 です。


windows PC2 設置の都合上、背面から撮影した写真です。左から順に説明します。
・X線構造解析用PC 2
こちらにもIP解析用のアプリケーション(rapid)とX線解析用のアプリケーション (Crystal Structure Ver. 3.60 for Windows) が入っています。 コンピューターは Dell Precision T3400 です。

・X線構造解析用PC 3
こちらはX線CCD解析用のアプリケーション(Crystal Clear)が入っています。 コンピューターは Dell の Dimension 8250 です。

・X線構造解析用PC 4
X線構造解析で得られたデータを解析するアプリケーション (Texsan Ver. 1.11 for Unix) が入っています。 また、Cerius 2 により結晶構造の絵の作成もできます。コンピューターは Silicon Graphics 製の IMPACT 10000 です。

Xe光源(朝日分光 MAX-302)

Xe光源 Xeランプを連続照射する光源装置です。
ミラーモジュールやフィルタを変えることで 250-1100 nmまでの必要な波長の光を 照射することが可能です。
光量も調節可能で最大300 Wの光を出射します。

高速液体クロマトグラフ(HPLC)システム(資生堂NANOSPACE SI-2)

HPLC
資生堂のHPLCです。Thermo社のフォトダイオードアレイ検出器がついており、
異なる波長の光に対する吸収を同時に観測しながら分析できるのが、このHPLCシステムの大きな特徴です。

蛍光光度計(日本分光FP-6500)

蛍光光度計 蛍光スペクトル、励起スペクトル、りん光スペクトルを装置することができます。
特注のアタッチメントにOxford製のクライオスタットを取り付けることで、
液体窒素温度から室温まで温度を制御して測定できます。

光ファイバー分光システム(光源:DH-2000-BAL、分光器:HR4000)

光ファイバー分光システム CV 法により測定した酸化還元電位をもとに、電気化学的に酸化還元を行いながら UV を測定するための装置です。
光学分解能は 0.75。200 - 1100 nmの測定範囲で使用可能な優れものです。 写真は全体図で、光源、分光器、測定セルの 3 つから構成されています。


ミニクレーブ

miniclave オートクレーブです。高温・高圧下での反応を、手軽に行うことができます。圧力計も付いています。

実験台

実験台 蒸留に反応に、精密合成の研究には役に立ちます。 森田グループの学生は全員、1人1〜2台のマニホールドで実験しています。

マニホールド

マニホールド 真空ラインとアルゴンラインをコックの操作ひとつで切り替えられる便利な装置です。蒸留に反応に、精密合成の研究には役に立ちます。森田グループの学生は全員マニホールドで実験しています。

ドラフト実験台

ドラフト これが無いと仕事になりません。危険な試薬、酸や有毒ガスの発生するものは必ずここで使用することになっています。研究室には6台ありますが、いつもいっぱいです。みんな頑張っています。

エコクレール

エコクレール エバポレーターと同様に溶媒を濃縮するのに使います。ドライアイスは必要ありません。トラップに溶媒をためないようにしましょう。

GPC

年代物のGPC GPCです。これも合成には不可欠。RIディテクターとUVディテクターで化合物の分かれ具合をチェック、分取して精製します。溶媒にはクロロホルム、メタノールを用いて、一度に 500 mg の混合物を分けることができます。

大量精製可の最新?GPC 1.5 g位まで分離できる優れものです。分解能もかなりいい!これで大量合成大量精製ができます。その代償として溶媒を大量に食います。溶媒は大切にリサイクルしましょう。

GPC 最近購入したTHF用のGPCです。これでGPCには困りません。

プログラム精密低温恒温水槽

分子構造の解析および物性評価、特に分子スピン量子コンピュータ研究にとって、良質な単結晶は必要不可欠であり、その育成条件の検討は重要な課題です。 我々の研究室ではプログラム精密低温恒温水槽を用いて結晶化の条件検討を行っています。 この恒温漕は、一定温度を保つだけでなく、プログラム制御による自動昇温・降温の勾配制御も可能です。

グローブボックス

グローブボックス 窒素ガスで満たされており、空気や水に不安定な物質はこの中で扱います。冷凍庫や天秤、顕微鏡なども入っており、主にラジカルの結晶化に利用されています。

薬品庫

地震対策もOK この薬品庫は排気設備付です。低揮発物質や有機劇薬はこの中に入ってます。地震対策のため鎖で固定しています。

薬品ショーケース型冷蔵庫

薬品ショーケース型冷蔵庫 冷蔵保存の試薬を入れたり、再結晶するサンプルを入れたりするのに使います。外から見えるので忘れる心配がありません。

-30 ℃冷凍庫 (SANYO MDF236)

Freezer 単層式の冷凍庫です。-30 ℃で使用しており、容量は 221 L です。 もっぱら再結晶及び低温での液層拡散による結晶化に使用しています。

-80 ℃冷蔵庫

-80℃冷蔵庫 特に不安定な化合物はこの中で保存します。不安定な化合物を扱うので重宝しています。入れたことを忘れてしまいがちです。

本棚

本棚 実験で分からないことがあるときはまず研究室の本棚を調べます。本は非常に豊富にあるのでほとんどのことは分かります。

学生のデスク@実験室

学生の机1 実験台とは別に各学生にはそれぞれデスクが設けられています。実験の記録や論文作成といったデスクワークはここで行います。

学生の机2

質量分析装置 (SHIMADZU QP-5000)

Mass Spectrometric measurement GC-MS 測定装置です。分子量 100 〜 700 まで測定が可能です。 主に EI-MS による分子量測定に使用しています。

赤外分光装置 (JASCO FT/IR-660M)

Infrared Spectrometric measurement 日本分光製の赤外分光装置です。350-7800 cm-1 まで測定が可能であり、 ビームスプリッターを KBr から CaF2 にかえることで 3000-12000 cm-1 の測定範囲で使用できます。 溶液、KBr ペレットの両方で使用でき、更に全反射スペクトル (ATR) 用のアタッチメントを装着することにより、 固体サンプルの表面付近の ATR 測定ができます。

電子スペクトル測定装置 (SHIMADZU UV-3100PC)

Electronic Spectrometric measurement 紫外から近赤外領域 (200-2600 cm-1) まで測定できる電子スペクトル装置です。 溶液はもちろん、KBr ペレットでの測定も可能です。制御用のコンピューターは Think Pad です。

クライオスタット (Oxford Instruments OptistatDN)

nitrogen bath cryostats 写真は温度可変電子スペクトルを測定しているところで、中央の青色の装置がOxford Instruments社製のクライオスタットです。 液体窒素温度 (77 K) から 300 K までの範囲で温度可変測定を行うことができます。 セル (左) を変えることで固体も溶液も測定できます。 電子スペクトルだけでなく、赤外分光装置に取り付けて使用することもできます。

クライオスタット 2 (Oxford Instruments Microstat N)

nitrogen bath cryostats 温度変化に伴う結晶などの色や形状の変化を詳細に観察することができます。 液体窒素温度 (77K) から300Kまでの測定が可能です。 OMRONの高倍率顕微鏡に取り付けて使用しています。

電気化学アナライザー (ALS 630A)

Cyclic Voltammetry 化合物の酸化還元電位を測定するための装置です。制御用のコンピューターは Dell 製の WindowsXP です。 最近 612A からバージョンアップしました。普通の CV 測定に加えて、微小電極による低温測定や第2高調波交流ボルタンメトリー、バルク電気分解が行えるようになりました。


実体顕微鏡 (OLYMPUS SZ61)

Microscope 2 汎用型の実体顕微鏡で、接眼レンズを付け替えることにより 7-90 倍で使用できます。 こちらの顕微鏡は、目的に応じて移動させて使用するために、ジュラルミンケースに入れて保管しています。

高倍率顕微鏡 (OMRON VC4500-PC)

Microscope 3 3-CCD、450 万画素の高倍率顕微鏡です。50-300 倍および 300-3000 倍のズームレンズを使用します。 もっぱら結晶等の表面観察に使用しています。 また、複数の連続して撮影した画像を用いたフォーカス合成により、 より鮮明な合成画像を作成できます。

高真空ポンプ (ULVAC G1-TL3)

Hivacuum-pump 高真空ポンプです。これを電気管状炉に連結させたり、高真空下での昇華精製、結晶化に用いています。最高 10-5 Torr まで到達します。

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