つくば滞在記

池内賢朗

4回生の時から直接指導していただいている齋藤先生が4月に筑波大学の教授になられました. 現在D3である私はドクターを取得するまで齋藤先生に直接指導してもらうほうがいいと考えました. そこで,阪大に在籍したまま他大学で最大一年間研究できる制度を使い, 6月から特別研究派遣学生として筑波大学に移りました.私は今まで関西にずっといたので, 初めての関東での生活に不安を感じました.つくばに引っ越してきた直後には, 大学から帰ると部屋の中に大量のアリがいたりして慣れるまでは大変でした. また,つくばには私個人の知り合いが全くいないので,今までよりも人と会う機会が減り気分転換に苦労しました.

研究室は4月末に建ったばかりの非常にきれいな高い建物の中にあります. 研究室の各部屋は広く,人がほとんどいないので広々と使っています. 分子熱と異なり新しい建物ですので,部屋内は湿度が高くて困っています. また,夏の夕方には通り雷がよく起こり,瞬間停電のためなかなか測定がはかどらずいらだつこともありました. そのようなつくばにも慣れ,来年3月卒業に向けてD論を書いています.

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