４．社会活動
４．５ 民間・他省庁との共同研究・協力活動
高分子科学専攻は、日常生活を支えている素材の多くが高分子化合物でできている関係から、民間からの協力を多く求められている。特に一部の企業に対しては、本専攻が高分子科学の基礎原理の面で協力して問題点を解決するケースや、さらにこの基礎領域の課題を共同研究で解決しているケースが多い。民間および他省庁との共同研究の件数を図４.２のグラフに示した。
また他省庁の研究所とは機器の共同利用と共に、互いの研究課題の問題解決の共同研究が盛んに行われている。例えば、通産省（現経済産業省）の次世代基盤産業技術組合との「高結晶性高強度高分子の開発」や「精密重合」等があげられる。
また、高分子科学専攻を訪問する国内外の気鋭の研究者による専攻内セミナーを「高分子セミナー」として平均年２０回ほど開催し、財団法人「高分子研究所」を賛助する大学、企業および研究所（５０個所）に案内して、最先端研究の広範囲な情報交換を積極的に行っている。
