大阪大学大学院 理学研究科 化学専攻

学際化学講座

天然物有機化学研究室

メンバー

  • 下山 敦史(准教授)
  • 真鍋 良幸(准教授)
  • 髙松 正之(助教)

問い合わせ

  • e-mail:
  • 研究室ホームページ: http://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/lab/fukase/

研究概要

  1. 高等動物の防御機構を活性化するバクテリア細胞表層分子の研究
  2. 糖鎖の効率的な合成法に関する研究
  3. 生体分子の新規標識化と複合体化に関する研究
  4. 糖鎖や蛋白質の陽電子断層撮影(PET)イメージングによる新規機能解析

糖を含む複雑な複合糖質分子を主な対象として、化学合成を中心とした研究を行っている。国内外の多くの生化学者や医学者と協力して、それらの分子の生物活性発現機構や生体内における機能を明らかにするための研究を進めている。
代表的なものは、バクテリアの免疫増強活性複合糖質、リポ多糖やペプチドグリカンの研究である。それらの活性本体分子は、動物が持つセンサーによって認識され、生まれつき備わった「自然免疫」という防御機構のスイッチを入れる鍵物質であることを明らかにしてきた。獲得免疫やアレルギー、自己免疫疾患などとの関連から注目を集めており、化合物を用いた免疫制御も目指している。
位置と立体化学を制御しながら効率よく糖分子を結合させる新しい合成法、生物活性発現機構の研究に不可欠な種々の標識化合物合成法、特に短寿命放射性核種による標識を用いたPETイメージングによる糖鎖や蛋白質の新しい規機能解析について研究を行っている。

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