附属施設:フォアフロント研究センター
放射線生物化学研究室
研究概要
- 核医学利用のためのアミノ酸誘導体の合成及び同位体標識法の検討
- 短寿命放射線同位体を用いた核医学治療薬の品質の検討
- 放射線同位体の摂取による生物影響の評価
- がん細胞型アミノ酸トランスポーターの機能解析
本研究室は核医学治療薬としての応用を目指して、低分子(ナトリウム塩)、中分子(アミノ酸誘導体、輸送体阻害薬)、高分子(抗体他)に対して、短寿命放射線核種の標識を行い、その機能評価を行なっています。 化学専攻内の研究室との共同研究のみならず、医学系研究科、工学研究科、放射線科学基盤機構、核物理研究センターと連携し、核種の製造・分離から、化合物の合成・標識、そして生物を用いた評価(細胞・実験動物)に関わっています。 これに加えて、核医学治療薬の分子標的の一つであるがん細胞特異的に発現誘導されるアミノ酸トランスポーターであるLAT1の機能解析を行い、がんにおける本分子の発現意義の解明やより良い治療薬の開発に生かす試みを続けています。